「調査照会保険者」の連絡のお願い | 日本接骨師会

「調査照会保険者」の連絡のお願い

  当会では保険者による不適切な調査照会について厚生労働省へ対応を要望してきましたが（行き過ぎた調査、照会への対応参照）相変わらず受診妨害となるような行為が繰り返されています。

調査照会について厚生労働省は「被保険者への照会については、本来の目的である不正の疑いのある施術等についての被保険者への確認のために実施するものとし、受診抑制を目的とするような実施方法は厳に慎まれたい」（事務連絡 平成３０年５月２４日より抜粋）として、保険者が患者に対しむやみに調査照会を行うことで、それを受けた患者は接骨院受診に際し、煩わしさ不安、不愉快な思いをして接骨院受診を制限したり我慢するような事態にならないよう保険者を指導しなくてはなりません。調査権の乱用は受診妨害行為となるばかりではなく、名誉毀損や人権侵害にもなる重大なことです。
勿論、当会では不正請求をことは庇かばうことはありません。むしろ、悪質、乱暴な請求者については返戻や返金ではなく、より厳しく対応するように訴えていますので、すべての調査照会を否定しているのではなく正当な調査照会を要望しています。

今後もこうした不適切な調査照会を繰り返す保険者に対して注意、是正のため早急に対応していただくよう厚生労働省へ要望を行っていく予定です。その際の参考に実際にそうした受診妨害、調査権乱用となるような調査照会の事案を集めています。長期、多部位、頻回など調査対象になるような理由が見当たらない、接骨院受診という理由だけで不当、嫌がらせに感じるような事案について、会員の先生方には6月分受付明細書送付時に同封させて頂きました「調査照会保険者」の連絡のお願いを参照のうえご報告いただければ、厚生労働省への要望の際には具体的な指摘、提案が可能になりますのでぜひ、ご協力をお願いいたします。

 　　「調査照会保険者」の連絡のお願い（PDF）