不適切保険者への取り組み
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不適切保険者への取り組み

2019年05月29日(水)11:46 AM協同組合日本接骨師会, 受診妨害

不適切保険者への取り組み

 

 元号が平成から令和と改まり新しい時代が始まりました。国民、患者のための整復師社会の健全化、正常化が進むことを期待しています。しかし、ここ数年、非常に多くなっている受診妨害となるような調査・照会が未だに続いています。(保険者の調査・照会の乱用について 参照)

日本接骨師会では、受診妨害となる調査・照会の事案を会員の先生方より報告を収拾しています。今回、特に悪質な例で受診妨害を通り越し、整復師受診患者苛めのような事案がありましたので報告いたします。

 

概要

患者さんが肩の痛みにて整骨院受診し、診察、施術を行い、一部位、一回の請求を提出したところ、患者さんの所に「ご回答のお願い」と称した脅しと取れるような文の入った受診照会(資料1)が届き、患者さんは不安になり、整復師に事情を説明しました。

 

資料1 「整骨院・接骨院(柔道整復師)の受信照会状のご回答のお願い」

 

担当整復師は今回のような 一回・一部位の施術でも患者が不安になるような調査を行うことは受診妨害に当たると判断。厚労省に設置して頂いた「不適切な保険者等への連絡票」(調査・照会の対応についてのお願い 参照)を当会事務局を通して提出(資料2)。その後、厚労省から保険者へ何かしらの注意・報告等があったのか、その保険者はその被保険者である患者に対し「厚労省より連絡があった。なぜ、接骨院に相談した。」との趣旨の連絡があり、受診妨害の防止どころか、患者さんをより不安にさせるような、苛めのようなことをする保険者に対し、当会より再度、厚労省へ注意と再発防止の要望を行いました。

 

資料2 整復師より提出した「不適切な保険者等への連絡票」

 

受信妨害等の事案解決のため、厚労省には、再三、貴重なお時間を割いて頂き、協議してきましたが、未だに、会員より多くの報告があり、平成31年4月9日に会員より報告を頂いた大量の受診妨害調査の資料を厚労省に持参し、その現状を訴え保険者への周知徹底を要望いたしました。

 

また、この時、以前より当会が取り組んでいる不適切保険者の問題として、「支払遅延問題」についても厚労省に要望を行いましたので、また報告させていただきます。

 

 

 



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