柔道整復師法の一部を改正する法律案を提出
ホーム > 柔道整復師法の一部を改正する法律案を提出

柔道整復師法の一部を改正する法律案を提出

2017年08月28日(月)2:40 PM協同組合日本接骨師会

この度、第193国会に日本維新の会より「柔道整復師法の一部を改正する法律案」を提出していただきました。

本法案提出にあたり、ご理解いただきました国会議員の先生方、全国それぞれの地元でご尽力くださいました整復師の先生方に、感謝とお礼を申し上げます。

 

当会は、創立当初からこの問題に取り組んでおります。

これまでも、患者さま本位の医療の確立として、公明党、民進党(旧民主党)、党派を超えて、議員の先生方にもご理解、ご協力を頂いています。

 

<レントゲン機器技術の現状について>

現在、ポータブルレントゲン装置は技術の進歩により、以前より低線化し、操作も簡素化し、屋外へも携行できるものまで開発されています。

もしも柔道整復師が業務範囲で使用するとなった場合、必要とされるX線量は、放射線医療分野では僅かなレベルの範囲です。機器の進歩により、適正な放射線管理の下で使用すれば、現代の医療では人体への影響はほとんど問題とされていません。

 

<柔道整復師に求められるこれからの医療>

今や、運動やスポーツは老若男女問わず、国民のQOLの向上には欠かせないものになっています。柔道整復師は、地域でのさまざまなスポーツ活動等に携り、骨折などのケガに対しても応急処置や施術に社会的に必要とされる機会も増大しました。

これから迎える超高齢化社会においても、日常生活においての転倒などによる、ケガの増大が容易に想定されます。

また、今後想定されいる大規模震災などの緊急時の初期活動においても、柔道整復師が積極的に連携を取ることで、医師への負担を減らすこととなり、医師は「より高度な医療を必要とする重篤な患者」への迅速な対応が可能になります。

 

患者さんは誰でも、早く正確な診断、処置を望んでいます。

柔道整復師によるⅩ線検査の導入によって、より迅速で的確な応急処置や施術が可能となり、患者さんの不安や負担を早く減らすことができます。

 

単に「放射線は危ないからダメ」という根拠ではなく、医療機器技術の進歩など、科学的根拠の広い周知で「放射線の安全利用による国民・患者の有益性」の議論を期待しています。

 

 

資料1 柔道整復師によるレントゲン撮影に関する法律案 概要

 

資料2 柔道整復師法の一部を改正する法律(案)

 

資料3 柔道整復師法の一部を改正する法律(案) 新旧対照表

 

資料4 柔道整復師法の一部を改正する法律(案) 要綱



«   |   »