申請書の「行方不明」をなくす
ホーム > 申請書の「行方不明」をなくす

申請書の「行方不明」をなくす

2015年11月06日(金)12:41 PM協同組合日本接骨師会

 以前、団体選択のページにて紹介しましたが、団体や会の主な仕事に療養費の請求業務があります。最近はこの請求業務の事務的作業だけしか行わない団体が増えてきました。こうした団体は、理不尽な返戻でも、保険者や行政に対し注意や是正をおこなわず、その団体の先生方は泣き寝入りするだけです。さらに、先生方や患者に対し保険者によって償還払い勧める団体すら出てきました。 

正しい請求でも返戻してくるような保険者に個人で対処するのは困難です。団体を選ぶ際にはこうしたことも考慮するべきです。

 

今回は、「申請書の行方不明をなくす」という題をつけましたが、日本接骨師会の請求業務の事務的な部分について紹介します。

 

当会では、先生方から預かった申請書を後に個別指導や行政処分にならぬよう当会にて審査し、請求書の作成や注意点などを先生方にご連絡します。

そして、各保険者に送付し、各保険者の審査会にて支給・不支給・一部不支給(減額査定)などとなり、日本接骨師会を通し各先生方に、入金、もしくは申請書の返戻といった作業になります。

当会では、この返戻された申請書も先生方に送り返すのではなく、会にて保留し、事務局より各先生方に連絡し訂正、再提出が素早くできるように対応しています。当然、理不尽な納得できない返戻については、保険者への問い合わせや先生方と協力して保険者へ理解、是正を求めることになります。

 

こうした一連の作業の中で、先生方の提出された申請書が支給、不支給にもならずに長い時間経過してしまうことがあります。これらの原因は、どこかで紛失したのか、保険者が怠慢で支払いが遅延しているのか、もしくは、保険者が払いたくなくて放置しているのか。その他、いろいろな理由で、どこで、どうしてしまったのか分からなくなった申請書を「行方不明」と呼んでいます。

 

これらの「行方不明」は、先生方からも忘れられてしまい「行方不明」になったことさえ分からない場合もあります。

こうした「行方不明」をなくすため、事務局でも著しい支払遅延等に対し問い合わせ等の活動を行うとともに、各先生方に「受付明細」と「支給明細」を毎月発行しています。これによって先生方も自身で申請書が一件一件、確実に支給されたかが確認できます。さらに、会より税務用に一年間分の申請統計表と前年度までの未入金明細(希望者)を発行していますので、そこで改めて「行方不明」を防ぐことが出来ます。

こうした事務局の作業、活動にて先生方から預かった大切な申請書を一件でも「行方不明」とならぬよう最後まで責任をもって対応しています。

 

 

 

 ( )内をクリックして資料をご覧下い。

 

資料1 受付明細

 

受付明細にはその月に受付をした申請書を、各保険種別・本人、家族別にそれぞれ金額、件数を合計したもの(受付明細1)と、申請書一件ずつ記したもの(受付明細2)発行しています。そして、その一件ずつに保険者名、費用額、負担額、請求額、そして提出年月日がわかる通し番号が記されています

 

 

資料2 支給明細

 

支給明細にはその月に先生方の口座に振り込まれた金額の内訳を記した支給伝票(支給明細1)と、その月に支給となった申請書の保険種別・本人、家族別に金額、件数を合計したもの(支給明細2)と、その申請書一件ずつの請求額、査定額、支給額、査定や再提出などの遅延理由、そして受付明細に記された提出年月がわかる番号が記されているもの(支給明細3)を発行しています。この番号を各月の受付明細と照らし合わせることで未入金の申請書を容易に確認することが出来ます。



«   |   »