接骨師会の役割
この程、整復師の保険請求業務を行う団体、いわゆる接骨師会(以下 接骨師会という)のずさんなお金の管理によりその会の整復師に保険の支給が滞るといった事件が報道されました。
当会では会員より提出された申請書に対して毎月、受付明細、支給明細そして毎年1月に1年分の申請統計表と未入金明細を発行し、会計・税務の一助とするとともに会員自身が申請書の状態がわかるようになっています。(申請書の行方不明をなくす 参照) また請求した申請書が支給や返戻等の反応がないまま時間の経過したものは保険者に対して確認を行い、返戻された申請書も先生方の納得できないものはお力になれるよう対応しています。(療養費の支払い遅延問題 参照)
また、当会では公的審査会委員経験者を交え審査を行い、保険者に疑義を持たれそうな申請がある会員に個別指導や行政処分などの対象にならないよう連絡をしています。
それから、現在、整復師業界には問題が山積しています。こうした問題を放っておけば業界は衰退していくでしょう。今後、整復師業界が国民医療として発展していくために、国会等への政治活動や、各関係省庁や保険者との折衝などの問題解決にむけた活動も接骨師会の大事な役割だと考えます。「言うは易く行うは難し」 言うのは誰にででもできます。スローガンだけではなく実際にそうした問題解決に真剣に取り組むことが重要です。確かに請求書とお金を移動しているだけの接骨師会は会費が安くて魅力的ですが、申請書という財産をしっかり任せられる接骨師会、そして今後の整復師業界のことを考え活動を行っている接骨師会を是非、応援、選択していただきたいと思います。(団体選択の参考 参照)